阿蘇郡高森町草部(くさかべ)地区は、宮崎県の高千穂に接する標高約670mの高冷地にあります。
日本三大下り宮の草部吉見神社や三郎神社などの由緒ある神社や永秀寺などの神社仏閣が多く、大正年間に、住民の血のにじむような努力によって水路(白水路)が整備され稲作が定着しました。
神様の神話や史跡が多く残る高森町の冷涼な気候と奥阿蘇の豊かな自然と源泉で稲が育ちます。
高冷地にある「草部地区」は寒暖の差が激しい為、稲が鍛えられ、お米の味はゆっくり時間をかけ、深みを増していきます。
お米は透明な姿が特徴で「つや」があり、口の中に広がる「甘味」に定評があります。
大正時代初期まで水田がなかった草部地区は、およそ100年前の大正11年、先人が血のにじむような努力の末、源泉から水路を引き、稲作が始まりました。
源泉の豊かな栄養分を吸収し、稲は成長しています。
100年以上前の先人たちの努力、貫き通した信念や「想い」を受け継ぎ、手間を惜しまず、丹精を込めた米づくりを未来へと繋いでいきます。
『百年の恵』の品種である熊本県で育成された水稲品種「ヒノヒカリ」と「森のくまさん」の苗を田植えに向けて育てています。「ヒノヒカリ」と「森のくまさん」ともに、熊本米の銘柄として5年以上「特A」の評価を得ている品種です。また、「森のくまさん」は、熊本県の奨励品種として採用されています。
5月になると田植えのシーズンとなります。ビニールハウスで育ててきた苗を田植えしていきます。田植えの期間は、おおよそ5月のゴールデンウィーク明けから5月一杯までかかります。みなさまに美味しいお米をお届けすることが出来るよう、頑張っています。
品種は、六条大麦のホワイトファイバー。(作付面積7ヘクタール)
精麦白度が高く、精麦品質に優れているもち麦です。もち性大麦は水溶性食物繊維β-グルカンを豊富に含んでおり、もちもちとした食感、と食物繊維が多く機能性食品としての特質が特徴です。
※六条大麦は、精麦され「押し麦」や「丸麦」、「米粒麦(白麦)」として麦飯や麦味噌の原料に利用されています。(農林水産省ホームページより)
五ヶ所在来(作付面積11ヘクタール)
標高の高い奥阿蘇で栽培されている為、味、香りが強くお蕎麦屋に大変喜ばれています。現在、お蕎麦屋、製粉会社に納品しております。まだまだ、販路拡大に向け奮闘中。将来、加工販売や、蕎麦屋開店に夢を抱き、地域活性に繋がるよう頑張っていきます。